最近あまり電話がないなぁと思いながらいつものように仕事をしていたら、「今から来てもらえませんか?」という話。
二つ返事で早速出かける私。
トラブル事例:メモリを追加したが速くならないパソコンについて
質問:インターネットにつないだらパソコンが遅くなってしまった。 メモリを追加?したのだが、あまり改善されていない。 理由は何だろうか?
状態を早速チェックすると、確かにワードやエクセルの動作が非常に遅い。状態としては、メモリ不足の時に発生する症状である。
パソコンの性能には、多少のばらつきがあることはご存じな事だと思う。
パソコンのソフトにはショートカットアイコンと呼ばれるボタンが表示されている。起動時、この表示がどのタイミングで完了するかでパソコンの状態を判断することが出来る。
1:すべてのアイコン・編集画面が瞬間で表示される→正常(100%動作) 2:アイコンが段階的に表示・程なくして編集画面が表示される(80%動作) 3:アイコングループ単位で表示されるのが目視で判断できる(50%動作) 4:画面のメインフレームが表示されてから数十秒以上たってからアイコンが表示される(20%動作) 5:起動そのものにうつらない(0%動作)
と言う一つの判断材料がある。この際に考えられる事が、メモリ不足がその一つである。
お客さんの話だと、インターネットをはじめてからおかしくなったと言う。
つまり、インターネットを利用する前までは問題が一切起きていなかった事を意味する。
このお客さんのパソコンにはインターネットを利用している話が無かったこともあり、遅くなる理由が考えられなかった。年齢もさることながら、用途も限られている為からだ。
お客さんの利用背景はこのあたりで、早速チェックに入る。
パソコンの動作を調べるために「タスクマネージャ」というプログラムがある。
WindowsXPであれば、ctrl+alt+delを押すことですぐに見ることが出来るプログラムである。


このプログラムを使い、動作を調べるとCPU使用率(占有率)が100%から下がらないのである。
占有率が20%を常時越える状態になるのは、非常に問題で、特殊なプログラムなどを動かさない限り起きないのである。ましてや100%と言うことは、明らかに動作に問題があると判断して良い。
この状態にもかかわらず、メモリを増設と薦めたのだろうか?疑問でならない。
動作チェックをするのは確かに「エラー」が出ていないか調べる点では確かに有効だと思う。しかし、今回の場合は、明らかに「エラー」を調べることより「なぜ遅いか?」を調べなかったのだろうか?
むしろ、原因を「特定」出来なかったのではないか?と言う疑問がわく。
それから、調べたことは「常駐アプリケーション」はどんなものが動いているか?であった。
これが一番やっかいな作業となる。その理由の一つに「動作上必須」である場合は、はずすことが出来ないからだ。
まず最初に「CPU占有率」が高いプログラムをタスクマネージャを使い、片っ端からはずすと言う作業。操作を間違えるとその瞬間「ポン」と電源が落ちることもあるが、あまり気にせずに薦めて良い。
つぎに調べる事が、「CPU占有率」が20%を切る状態になっているかを確認する。
この作業を怠ると、また元に戻ってしまうので、慎重に作業を進めなくてはいけない。
占有率が無事に下がったことを確認して、次に調べる事が「常駐アプリケーション」のプログラムを解除する機能があるかを調べる。
もし、常駐を解除する機能が付いていればそのまま解除して行けば良い。今回のケースは解除機能そのものが無く、アンインストールという方法で対処した。
この結果、常駐プログラムの動作も無くなり、正常動作に回復した。
この点からなぜこのプログラムがインストールされていたか?と言うことだ。
インストールした時期が昨年の7月だった事と、ここ最近までインターネットを利用してなかったと言う点を総合的に判断すると、インターネット回線をつかったプログラムだったという事になる。
どういう経緯でインストールされたかは知るよしも無い。
*まとめ
動きが遅い=メモリ追加は「問題の解決」にはなりません。
OSには、最低メモリ容量、標準メモリ容量、適正メモリ容量の目安があり、
Windows98からVISTAまでにおいて、標準の目安は次のようになります。
Windows98 最低 32MB 標準64MB 適正128MB WindowsMe 最低 64MB 標準128MB 適正 256MB Windows2000 最低 64MB 標準128MB 適正 256MB WindowsXP 最低 128MB 標準256MB 適正 512MB WindowsVISTA 最低 512MB 標準1024MB 適正2048MB
適正メモリ以上の追加をする場合は、用途に合わせて行えば十分です。
最低で動作させる事は残念ながらメモリ不足が発生してもおかしくありません。
経験上、標準メモリを搭載しているパソコンであれば、よほどの動作をしない限り、動きに不満が出ることはありません。WindowsVISTAについては、必要以上に動作が遅い事もあり、適正容量を積むことが必須になっていること自体、アンバランスではないかと思います。
この点から512MB搭載のメモリに1GBの追加を行い、1536MBにする必要があるかといえば、疑問は残るのです。
増設して無駄な事は1つもありません。これは、設置を薦めた業者の方の名誉のために申し上げます。
私が申し上げたい事は「増設する根拠」と「原因」が関連していない事を申し上げたいのです。
メモリが少ないので増設をした。だから動きが改善した。と言う話は確かにあります。
パソコンもメモリがたくさんあるから使い切る事はまずありません。
バランスをしっかり保ち運用することで初めて快適な利用が出来るのです。













この記事に対するコメント・トラックバック [2件]
一つだけ気になったのは以下の点です。
> WindowsXP 最低 128MB 標準256MB
> 標準メモリを搭載しているパソコンであれば、よほどの動作をしない限り、動きに不満が出ることはありません。
素のXPは起動時に100MB程度メモリを消費します。また、ウイルス対策ソフトによっては追加で100MB程度メモリを消費します。無駄ソフトが盛りだくさんのメーカー製パソコンや、デジカメ・プリンタのドライバと一緒にインストールしてしまうソフトによっては、さらに50MB程度消費します。となると、この時点で256MBを消費してしまいます。
以上より、XPでも適正メモリ(512MB)を搭載する必要があると思います☆
適正と申し上げた理由は、クリーンインストールした段階で、スムーズに動作できる要件として「適正」と申し上げました。
もちろん、主要アプリケーションを追加した段階で256MBではおろか512MBでも厳しいと思います。
ウイルスソフトが肥大化した事が一つの要因と今までは判断しておりましたが、マルチメディア(死語かもしれませんが)系ソフトウェアがかなりのメモリを消費する事が最近のサポートでわかってきており、可能であれば1024MB(1GB)搭載できれば良いのですが、古い機種の場合、良くて512MB、最悪はオンボードの関係上384MBまでしかできない事があります。
今後もよろしくお願いします